日本のバスケで言いたい放題!

バスケットボールをこよなく愛するおじさんが高校・大学・Bリーグの選手やチームについて語ります。

川崎ブレイブサンダース 辻直人選手に見るクイックシュート

 

そもそもの前提として「正しいシュートフォーム」というのはないと思っています。

 

足幅・ボールの位置・つま先の向き・膝の角度などシュートフォームを形成する要素は数多くあります。

 

「打点は高いほうが良い」や「ジャンピングシュートよりはジャンプシュート」という意見は賛成ですが、あのステファン・カリーはジャンピングシュートですし、富樫選手(千葉ジェッツ)の打点も低い位置で放っています。

 

f:id:Aki_Fukayamagi_1834:20180425215955j:plain

 

というわけで本当になんとも言えないんですよね~。

 

ただし、選手それぞれが考え抜いた結果として今のシュートフォームがあると思っています。

 

そのため、「一般的にこのシュートフォームが良い!」というわけではなく、「この選手のこの部分が良い!」というところを解説したいと思います。

 

 それでは日本を代表するシューターである辻選手からいってみましょう~。

 

1.辻選手のシュートフォームの特徴

 

 1.ボールミートからのシュートの早さ

 

 f:id:Aki_Fukayamagi_1834:20180425220045j:plain

辻選手のシュートといえば確率の高さもすごいのですが、なによりシュートを打つのが速いです。

 

基本的にキャッチ&シュートの際に右利きの選手は左足→右足の順番でボールミートをしてシュートの体勢に入るのですが、辻選手は場合によりますが両足同時でミートしてキャッチと同時にシュート体勢に入っています。

 

このシュートの早さを構成しているのが「体の軸の強さ」です。

 

辻選手は当然マークも厳しいので「立っているその場でシュートを打つ」機会はあまりありません。

そして、走り込んだ後にボールをミートすると大体の選手はステップを踏みつつ体勢を整えるために「一呼吸」入れます。

 

しかし、辻選手はミートとほぼ同時にジャンプしてシュートを放ちます。

そしてこれが全くぶれません。

膝を沈めるのもほぼミートと同時ですし、一連の動きが本当に速いです。

 

このミートの早さが如実に現れているのが下記の試合かなと思います。

フェイスガードされている中、構わず3Pを決めるので相手の監督も唖然です。

 

学生時代は今ほどドリブルからの3Pを打つ機会が少なかったからか、より一層ミートからの早さが分かりやすいかと思います。

 

www.youtube.com

 

 2.マークが厳しくても打ちきる

 

 

そんなシュートフォームで一瞬のノーマークを逃さない辻選手ですが、マークが剥がれていない場面でも高確率でシュートを沈めます。

 

プロになってからはタフショットの機会は減りましたが、青山学院時代なんかは結構無茶苦茶な場面でも決めていました。

(上記のvs天理大学なんてまさにです。)

 

「リング見てるん??」みたいな場面も多々ありました。

 

そんな芸当も辻選手の練習量の結果なんだろうと思います。

 

特に「シューター」としてのキャリアが長いので、相手のマークが被っていても高い確率でロングシュートを決めきる感覚が強いのかなと思います。

 

このハイライトは本当に見てて気持ちよくなります。

 

www.youtube.com

 

最後までお読み頂きありがとうございました。

 

同じ3Pシューターである大塚選手(富山)に関する記事も良ければお読み下さい!

japan-bleague-college.hatenablog.com